Friday, December 18, 2009

明治公園フリーマーケットで買いました - 11月21日


11月21日に行われた明治公園スーパージャンボフリーマーケット/東京フリマ(オタカラ・ネット主催)で「ワルワルワールド 2(赤塚不二夫作 - 初版 - 昭和50年7月31日発行 - 秋田書店 - 380円)」を買いました。50円也。マンガに詳しい訳ではありませんが、見慣れたキャラクターにアレンジが施されて凶悪性??が増した顔が表紙になって、その題名が「ワルワルワールド」。惹き付けられてしまいました。冒頭に記された作者の言では…『マンガはフィクション ー つまりウソで構成されるものである。だから、どんなストーリーも考えだすことができる。わたしはギャグ・マンガで、スケールの大きな、ウソの世界をつくってみることにしてみた。ワルがあたりまえで、善がおかしいという世界に挑戦してみた。それが「少年チャンピオン」に連載した、この「ワルワルワールド」だ。しかし、まったくのワルの世界に徹底するというのは、思ったよりずっとむずかしかった。テーマが、すぐあたりまえのワルになってしまい、完全なワルの世界をつくりだせなかったのだ。完成された「ワルワルワールド」にするには、もっとワルの勉強をしなくてはいけないようだ。』…だそうだ。内容は、ギャグであり、俗悪ではあるかもしれないけれども凶悪性のあるものではないように思います。因に、表紙の「イヤミ」に似たキャラクターは、町に正義がはびこるときにやってくる悪の味方「ワルワル仮面」です。尚、このマンガ、好事家(dilettante)の間では2000円程度で取り引きされているようです。
このようなマンガ、CD、DVD、ビデオ、レコード、レーザーディスク、そして勿論、おしゃれな古着や日用品を探すには明治公園スーパージャンボフリーマーケット/東京フリマへ…

Wednesday, June 03, 2009

明治公園フリーマーケットで… 5月23日

5月23日に行われた明治公園スーパージャンボフリーマーケット/東京フリマ(オタカラ・ネット主催)で「パナペット クルン(TOOT-A-LOOP)PANAPET R-72」を買いました。(少しだけ交渉して…)3000円也。70年代初期に発売されたナショナル(現パナソニック)製のAMラジオです。正直言って「チョット高いなーーー(私の購入希望額は数百円!)」と思ったのですが、欲望には勝てません。ネットで調べてみると、1万円前後で売られているようです。角形の9V乾電池(006P)1個で動きます。(私は、購入後すぐにコンビニで電池を買い、作動するかどうかを確かめました。フリマで電気製品などを購入するときには、その場での動作確認をお薦めします。)
これを売っておられた方から聞いて調べてみたのですが、中国製のレプリカも販売されているようです。こちらは単三乾電池2個で動くAM/FMラジオです。
フリマは、このように「激安!」とは言えないものの、ちょっとカッコいいものを割安に買うことができるイベントでもあります。
このようなラジオ、8mm撮影機、映写機、カメラ、楽器、CD、DVD、ビデオ、レコード、レーザーディスク、そして勿論、おしゃれな古着や日用品を探すには明治公園スーパージャンボフリーマーケット/東京フリマへ…

Friday, April 24, 2009

明治公園スーパージャンボフリーマーケットでは…

明治公園スーパージャンボフリーマーケット/東京フリマでは、写真集や小説等の古い書籍、雑誌、コンサートや映画のプログラム、ビデオ、レーザーディスク、DVDなども売られています。今年は、松本清張生誕100年のためか、氏の著作がどっさりと売られていました。
その本の山の中に有ったかどうかは分かりませんが…「花実のない森」という小説をご存知ですか?1965年に映画化もされました。私は、先日、偶然にCSで放送された映画を観てこの作品を知りました。主演の若尾文子がスゴクきれい(故黒川紀章氏は目が高かったね、演技についても役者やのーーと思う)。下地が小説なのでストーリーがしっかりしていて面白く、(私は、その方面に詳しくありませんが…)当時のファッション(デザイナー役のオバさんが着ている赤地に黒い模様のニットワンピースは、確か、都ドレス?ミヤコドレス?とかいうニットのブランドだと思う)や自動車(何という車だろうか?右ハンドルだから、たぶん国産車だろう…)も凝った感じがする作品です。主人公の兄(田村高廣)の「葬式パーティー!?(参列者から顰蹙を買った…)」でBGMとして流された(7" のレコードをかけていた)音楽、アルベニスのセギディーリャ(Isaac Albeniz, Seguidillas, Cantos de Espana, op232-5)を聴いた時にはハッとしました。ナカナカの演奏でした。
この曲を聴いて想いだすのは1930年代初頭に録音されたアルフレッド・コルトー(Alfred D. Cortot)の演奏です。ピカソ(Picasso)やブラック(Braque)の絵画を連想させるこのピアニストのスタイルが、スペインのリズムにマッチしていて素晴らしい。彼は、1952年には日本にも来て、各地でコンサートを催しました(香淳皇后陛下も演奏会をご覧あそばしたらしい)。まあ、来日時にアルベニスの曲は演奏しなかったようですが…
スポンサーは、朝日新聞。期間は、昭和27年9月30日から11月12日まで。
各地で演奏される主要プログラム A、B、C、G と 1回だけの特別?プログラム D、E、F の合計7つのプログラムでコンサートツアーが構成されました。
プログラムの冊子(下の画像)のデザインは、K. Saito という人の木版画を基にしているようです。
上の画像は、マチス(Henri Matisse)作のコルトーの肖像画(リソグラフ)です。

プログラム A:ショパン
ショパン 前奏曲 作品28
ショパン 練習曲 作品10
ショパン 練習曲 作品25

プログラム B:ロマン派作曲集
メンデルスゾーン 真面目な変奏曲 作品54
シューベルト 楽興の時 ヘ短調
ウェーバー 舞踏への勧誘
ショパン 譚詩曲(バラードのことです) ト短調 作品23
ショパン 夜想曲 嬰ヘ長調 作品15-2
ショパン ワルツ 変ト長調
ショパン タランテラ
ショパン ポロネーズ 変イ長調 作品53
シューマン 子供の情景
リスト ハンガリア狂詩曲第2番

プログラム C:ショパン シューマン
ショパン 幻想曲 作品49
ショパン ワルツ嬰ハ短調 作品64-2
ショパン 子守唄(berceuse のことです)
ショパン スケルツォ 変ロ短調 作品31
シューマン 蝶々
ショパン 奏鳴曲 変ロ短調 作品35

プログラム G:フランス作曲集
フランク 前奏曲、コラール及追複曲
フォーレ 主題と変奏曲 作品73
ラヴェル 夜のガスパール
ドビュッシー 前奏曲第1集

プログラム D:ショパン(10月23日ー東京)
ショパン 奏鳴曲 ロ短調 作品58
ショパン 譚詩曲(4曲)
ショパン アンダンテスピアナートとポロネーズ 作品22
ショパン 即興曲 嬰ヘ長調 作品36
ショパン ワルツ 変二長調 作品64-2
ショパン スケルツォ 嬰ハ短調 作品39

プログラム E:シューマン(10月24日ー東京)
シューマン 交響練習曲 作品13
シューマン 蝶々(または子供の情景)
シューマン クライスレリアーナ 作品16
シューマン 謝肉祭 作品9

プログラム F:(11月5日ー東京)
ヴィヴァルディ コンチェルト ダ カメラ
ベートーヴェン 奏鳴曲 嬰ハ短調 作品27-2
リスト 奏鳴曲 ロ短調
シューベルト レントラー舞曲
ドビュッシー 子供の領分
リスト ハンガリア狂詩曲 第11番

9月30日 - 日比谷公会堂 - A
10月1日 - 帝国劇場 - B
10月2日 - 帝国劇場 - C
10月4日 - 大阪朝日会館 - A
10月5日 - 大阪朝日会館 - B
10月6日 - 大阪朝日会館 - G
10月8日 - 宇部 - 市民会館 - B
10月9日 - 下関 - 東宝劇場 - C
10月11日 - 福岡 - 電気ビル - B
10月13日 - 別府 - 公会堂 - C
10月17日 - 名古屋 - 公会堂 - B
10月19日 - 京都 - 京都劇場 - C
10月22日 - 静岡 - 公会堂 - B
10月23日 - プログラムD
10月24日 - プログラムE
10月26日 - 青森 - 明ノ星高校 - C
10月28日 - 盛岡 - 公会堂 - B
10月30日 - 仙台 - 公会堂 - C
11月3日 - 松本 - 松商学園 - B
11月5日 - プログラムF
11月12日 - 日比谷公会堂 - G

未だ、「最早、戦後ではない。」と言われるより前の時代なので、なんと、演奏会場に学校の講堂?なども使われたようです。70代半ばという老齢にも関わらず、戦後の荒廃から立ち直るより前の(交通等の事情の良くなかったであろう…)日本を北から南までよくぞ巡ったものだと感心します。
このような演奏会のプログラム、書籍、CD、DVD、ビデオ、レコード、レーザーディスク、そして勿論、おしゃれな古着や日用品を探すには明治公園スーパージャンボフリーマーケット/東京フリマへ…

Friday, January 30, 2009

明治公園フリーマーケットで買いました


1月11日に行われた明治公園スーパージャンボフリーマーケット/東京フリマでGuitarra Tamura : MOKUSEI 35 (1968)を買いました。3500円。クラシックギターについて言えば、松岡良治のNo. 25もこの日は売られていました。
毎回、楽器が出品されているのを見かけます。ギターやエレキベースが最もポピュラーですが、アフリカや中南米のものと思われる太鼓や笛類からジャンクと思しきヴァイオリンやシタールまで…
「MOKUSEI 35」は、 田村廣という人が作ったギターです。流石に40年以上前のものなので小さな傷とペグの錆があるものの、板の割れは無くネックはほぼまっすぐです。







勿論、そのまま使用することは可能ですが、ペグを取り替えることにしました。軸間39mmという珍しい寸法なので選択肢が少なく、後藤製のものに決定。チョット金ピカですがしっかりした作りで、機能的には申し分ありません。





弦を外し、錆びたペグを留めているネジを緩めて取り外します。楽器本体をレモンオイルで掃除してギター用のワックスで磨きます。新しいペグを当ててみます。ネジの位置が同じなら留めて終わり…なのですが、そう上手くはいきません。微妙にネジ穴の位置が異なります。



先ず、木工用の接着剤と爪楊枝で古いネジ穴を塞ぎます。慎重に丁寧に行います。上手く塞がないと新しいペグを取り付けるときに、ネジが真っすぐに入らなくなり見栄えが悪くなりそうだからです。平に仕上げ、マスキングしてからネジの中心を決め、ピンバイスで小さな誘導穴をあけてから取り付けました。ぴったり気持ちよく納まりました。






古い弦を外したときにナットがポロリと外れたので、溝にのこった古い接着剤を落として掃除してから、少量の瞬間接着剤でナットを留めて新しい弦を張ります。



これで愛着も一入のギターラの一丁出来上がり。このような楽器、CD、DVD、ビデオ、レコード、レーザーディスク、
そして勿論、おしゃれな古着や日用品を探すには明治公園スーパージャンボフリーマーケット/東京フリマへ…